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STORYDBNストーリー

犬と過ごす日々を、もっと豊かなものに──
願いの答えは、英国にありました。

犬と共に人生を歩んでいる方はみなさん、きっとこんな願いを抱き続けているのではないでしょうか。 「この子をもっと幸せにしてあげるにはどうしたらいいの?」 「そのために、私には何ができるのだろう?」 20年ほど前、初めて犬を迎え入れた私の頭の中も、そんな思いでいっぱいでした。

ある日、いてもたってもいられなくなった私が向かったのは英国。動物福祉先進国といわれる彼の地なら、「犬との幸せのつくり方」が見つかるに違いないと、期待に胸をふくらませて空港に降り立ちました。そして、予感は的中しました。それからの数年間、DogsByNature(DBN)の創設につながる、数々の運命的な出会いが待ち受けていたのです。

DBNストーリー

StoryDBNの物語

「なぜ、こんなにも人と犬が信頼し合えるのか?」
大きな衝撃を受けた、ある光景のこと

イギリス滞在時の写真

渡英後、ほどなくして訪れた公園では、まさに私が理想とする光景が広がっていました。初夏、ロンドン中心部にあるハイド・パーク。美しい緑に包まれ、心地よい風が吹く中、人々はベンチや芝生で思い思いにくつろぎ、その向こうには柵からも綱からも解き放たれ、思いきり駆け回る犬たちの姿が見えました。
英国では定められた場所を除いて、オフリードで犬を運動させることができるのです。そうして互いに気ままな時間を過ごしながらも、人が声をかければ犬は敏感に察知し、さっと駆け戻っていきます。私は心底、驚かされました。

「人と犬がこんなに互いを尊重し、信頼し合っているなんて!」

私は感動するとともに、なぜ、人と犬がごく自然体でありのままの姿でいられるのか、日本の環境とは何が違うのか、そのことばかりを考えるようになりました。日本の日常では、なかなかこのようなワンシーンを目にすることはないでしょう。その秘密にたどり着くことができたなら、愛犬とのかけがえのない時間をもっと豊かなものにできる、そう確信したのです。

手がかりは、ほどなくして見つかりました。
秘密を解き明かす鍵は「トレーニング」です。

トレーニングを通じて「同じ視点」を獲得できる
だから、心地よく、幸せな時間が流れる

イギリス滞在時の写真

ハイド・パークを訪れたある日、私が思わず話しかけた方はドッグトレーナーでした。レオンベルガー、ニューファンランド、ラブラドール・レトリバー、チベタン・テリア、ブリュッセル・グリフォン、ドーベルマン──。体格も個性もさまざまバラバラな犬を一人で連れ歩きオフリードの脚側行進、しかも、どの子も実に生き生きとした表情をしていたのがあまりにも印象的だったのです。
その周囲に漂うオーラはさながら、言葉を交わさなくてもわか解り合える、まさに「家族の絆」を感じさせるものでした。

「どうして、これほどまでに犬たちは幸せそうで、威風堂々としているのですか」
私の問いに対するドッグトレーナーの答えは、とてもシンプルでした。
「トレーニングのおかげですよ」

犬は人と同様、社会的ないきもの。群れで行動することに生きがいを覚えます。長い歴史の中でにおいて犬は、人間を助け、また人間から助けられるという経験を脈々と重ねてる中で、優れたパートナーとしての役割を担うようになりました。そう語るドッグトレーナーは、次のように続けます。

「生来、犬はひとりで過ごすよりも、仲間と思える存在と心を通わせ、たくさんの協働する時間を生きることで心が満たされます。つまり、人とポジティブに関わるトレーニングの機会を多く得た犬ほど、本来の姿でいることができ、豊かさあふれるオーラをまとうようになるわけです。あなたの目の前にいる犬たちは、みな基礎的なトレーニングを修了しています。犬種もサイズもまったく異なりますが、トレーニングを通じて共通の視点を獲得し、互いをリスペクトする心が養われているので、節度のある行動をとることができます。だから、人と犬が心地よく、幸せな関係を築けているのです」

私の胸の高鳴りは止まりませんでした。こうして英国を皮切りにヨーロッパ、アメリカ、そして日本と、世界中のドッグトレーナーから学ぶ日々が始まりました。そのノウハウの全てを注ぎ込んで名古屋でスタートさせたのが、DBNのメソッドです。

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